
昨年の秋のお彼岸以来、久しぶりに『おはぎ屋』を開店しました~(笑)。
実はこれからbossのお宅で新年会を兼ねた“きりたんぽ鍋パーティ”なのです♪
「水遊には悪いんだけど、きりたんぽ鍋やるから」って相変わらずbossの嫌がらせ発言は続いていますが、美味しいきりたんぽに罪はなし…しっかりお腹に入れちゃおうと思っています(笑)。
bossから「当日の朝、愛菜園で収穫した大根でサラダをつくるように!」との指令があり、畑デートと同じく9時に最寄り駅で待ち合わせとなりました。
“大根サラダはboss宅でつくらせてもらうとして、他に何かつくって持ち寄るのもおもしろいかも?”なんて思い、余力があればおはぎをつくって行きます…とbossには話してありました。
いつものおはぎづくりは前の晩に小豆を水に漬けておき、次の日に餡子を炊くところから始めて、お昼頃に完成…というかたつむりのようなスローなテンポです(涙)。
ゆっくりのんびり手仕事を楽しんで、まるっきり時間を気にしないマイペースな作業…(汗)。
ところが今回はゴールの時間が決まっているので、そこから逆算すると前日に餡子を炊いておかないと間に合わないし、当日の朝も5時半ごろからつくり始めないと8時半の出発には厳しいなぁ…なんて、昨日ようやく事の重大さに気づきました(沈)。
一応、たっぷりと余裕をみて概算したものの、不器用で手早く作業できないので、時間制限のあるおはぎづくりは不安もいっぱい(涙)。
さらに“寝坊したらどうしよう”なんて2重に心配しながら眠ったため、朝4時ごろから目がパカパカと開いてしまい、初めて早朝覚醒を体験することになりました(笑)。
それでもほぼ計画通りにつくり終えることができたので、ホッと一安心です♪
今回は新年会を兼ねたおめでたいお席で食べてもらう…との理由から、前回に引き続き『黒米おはぎ』にして餡子・きな粉・胡麻2種(黒・白)の合計4種類をつくってみました。
黒米は玄米の色がその名の通り黒色で、果皮や種皮の部分にブルーベリーなどでおなじみの“抗酸化物質・アントシアン”を含んだお米です。
5分搗きくらいで紫色に、完全に精米すると白米に近い色になるのだとか。
「わたし、脱ぐと白いんです」というのもブルーベリーやナスに通じるものがあり、マクロビの『一物全体』の考え方は大事だなぁ…と改めで実感しました。
栄養成分としては白米と比べ、たんぱく質・ビタミンB1・B2・ナイアシン・ビタミンE・鉄・カルシウム・マグネシウムなどが豊富だといわれています。
そのため黒米を食べ続けると“髪が黒くなり、若返り効果が得られる”と実しやかに言い伝えられているようですよ~(笑)。
黒米の栄養成分については古代から注目されていたようで、中国・明の時代に李時珍によって記された『本草綱目』には“黒米は滋養強壮に優れ、造血作用がある”と載っています。
また薬膳料理にも古くから用いられて別名『薬米』と呼ばれたり、美肌効果があって楊貴妃も好んで食べていたとか、不老長寿のお米として中国の歴代皇帝に献上されて喜ばれていたとも。
滋味豊かな黒米、素晴らしきかな☆
さらに黒米はおはぎの起源で昔からお祝いのお米として珍重されていたとの説もあるようで、今回のおはぎは絶対に『黒米おはぎ』にしようと決めていたのでした♪
黒米おはぎの場合、餡子を中に包んで外側に黒米を出すのが正統なものらしいのですが、“餡子たっぷりの方が美味しいから”というおはぎ屋店主の一存で、つくり方は普通のおはぎと同じです(笑)。
↑餡子や黒胡麻だとわからないのですが、きな粉や白ごまだとうっすら地色の紫が見えるかなぁ?
食べるとわずかに黒米のプチプチ感が残っていて、雑穀好きにはたまらない食感ですよ~(笑)。
おはぎはとにかく餡子が美味しく炊けたかどうかが命☆
自家消費用のおはぎだと甘さもかなり抑えてつくるのですが、今回は他人さまのお宅へ持っていくということで、少しだけお砂糖の量を増やして甘みを強くしてみました。
餡子はお砂糖を入れてだいたいの甘みを決めて、最後にお塩を振りながら味を調整してつくっていきます。
いつもは「ちょっとお塩がキツくなっちゃった」とか「味がぼやけているから、もう一振りだったかな」とか、味つけはかなりいい加減な目分量だし、失敗しても笑って済ませているのですが、今回はお塩を振る手が緊張のあまり震えたほど(笑)。
繊細さとはかけ離れたところに住んでいるのに、他人さまに食べていただくとなるとかなり気を遣いましたよ~(汗)。
手塩にかけてつくったおはぎなので、みなさんのお口に合うことを願うばかりです☆
【材料】
・もち米 2と1/2カップ(県内産21年度)
・黒米 1/2カップ
・小豆 250g
・水 5カップ
・てんさい糖 180g
・塩 小さじ2/3
・きな粉 大さじ3
・白胡麻 大さじ3
・黒胡麻 大さじ3
【つくり方】
☆前日の作業
(餡子づくり)
1 小豆はサッと洗って圧力鍋に入れ、2~3時間は水(分量外)へ漬けておく。
2 小豆のアクを抜くため、ふたをせずに1を一煮たちさせて茹でこぼす。
3 水を2に注ぎ、圧力鍋のフタを閉めて煮ていく。圧力鍋の錘がまわり始める前までは中火で、まわり始めたら弱火にして30分加熱する(小豆の質によっても加熱時間は異なります)。
3 圧力が下がったらふたを開けて、煮汁の量を確認する(あまりにも煮汁が残っているようなら、煮つめるのが大変なので捨てた方がいいです)。その後、一度かき混ぜてからてんさい糖を加え、今度はふたをせずに再度加熱する。
4 てんさい糖を加えると水分が出てくるので、木べらでよくかき混ぜながら水気を飛ばしていく。時折味を見ながら塩をふって味を決め、鍋の底が見えるくらいの硬さになったら火をとめる。
(ごはんづくり)
1 もち米と黒米を別々にといでから炊飯器に入れ、白米の分量で水加減して一混ぜする。
2 一晩そのまま漬けておき、決めた時間に炊けるようタイマーをセットする(やわらかめに炊くと扱いやすくなります)。
☆当日の作業
1 ごはんが炊けたらしゃもじでひと混ぜし、すりこぎで搗いて半殺し(または皆殺し)にする。
2 お釜の中で1を好みの大きさに10個ほど簡単に丸め、その後乾燥しないようにラップ等でふたをしておく(手をしっかり濡らしておくのがポイントです)。
3-① (餡子のおはぎ)ラップに餡子を薄くのばし、そこに丸めたごはんを置いて、餡子でごはんを包むように成形する。
3-② (きな粉のおはぎ)餡子をスプーン1杯ずつ取り分けておく。ラップに軽く丸めたごはんを置き、平らになるように指で押さえる。そこに取り分けた餡子をのせてごはんで包み、最後にきな粉をまぶす。
3-③ (胡麻のおはぎ)使用するごまの2/3の量をすり鉢で擦ってからボウルなどに移す。残りの擦っていないごまを加えて、均一になるようにかき混ぜる。きな粉のおはぎと同様に餡子をごはんで包んでから、胡麻が入っているボウルに入れてごはんの表面に胡麻をまぶす。

↑boss宅に宅配予定のおはぎ♪
7人分ということでもう1箱と、それにも入りきらなかった分を小さなお重に詰めて…合計28個の宅配おはぎが完成しました~!!
今回のおはぎに使った小豆は地元産のもので、フードマイレージはかなり近いのですが、今年は畑で小豆づくりから挑戦して自家製おはぎと自家製お汁粉をつくる…という壮大な夢を描いています☆
自分の小豆でおはぎづくり…なんて想像しただけでも心臓バクバクするくらい興奮しそう♪
小豆への恋心はたぶん永久に不滅です(笑)。
※追記
そうそう、おはぎは季節とともに呼称が変わり、冬は北窓と呼ぶのだとか(詳しくはこちらをご参照あれ☆)。
でも『おはぎ』という名が呼びなれて使いやすいため、今回はおはぎで統一させてもらいました♪




















