2009 年 3 月 のアーカイブ

カフーを待ちわびて

2009 年 3 月 6 日 金曜日

水曜日は『ノー残業デー』なのでいつもだいたい早めに帰宅することができます。

今日は最寄駅より一駅先まで足を伸ばし、レイトショーの映画を見て帰ってきました♪

シネ・ギャラリーという小さな小さな映画館なのですが、おもしろい映画を上映することが多く、昨年からよく利用していました。

さらに今年からこの映画館の会員になったので、平日だと会員割引で1000円で映画が楽しめることもあり、見たい映画をチェックしては仕事帰りに立ち寄るのが最近の楽しみとなっています☆

今日は『カフーを待ちわびて』という邦画(しかもラブストーリー…照)を見てきました。

先月ちらしを見て、沖縄の小さな島を舞台にした物語だと知り、“きれいな海や景色が楽しめたらいいな”“のんびりまったりと流れていく沖縄時間を感じられたらいいな”と興味をもち、チェックしていた映画です。

俳優さんやストーリーにはあまり期待していなかったのですが、思っていた以上に素敵な映画で見終わった後にじんわりとこころが温まりました☆

現在『天地人』の上杉影虎役で出演中の玉山鉄二くんが主演なのですが、この映画で玉山くんの評価が天地ひっくり返るほど急上昇してしまいました~(笑)。

天地人での役柄は美形で頭もよくて芸術的なセンスもあって、さらに家臣への心配りもできて…と言うことナシのスーパースター。

まぁ人質として様々な家をたらい回しにされ、不遇な幼少時を過ごした…といったところに、影虎の満たされない気持ちや悲しさがあるのですが、それにしても人間的にはほぼパーフェクトで天が二物も三物も与えたような人なのです。

でも天地人を見るたびに「この人って全然魅力的じゃないなぁ」と感じていて、それは演じている玉山くんのせいだとばかり思っていました(←玉山くんファンの方、ごめんなさい…涙)。

しか~し、それが濡れ衣だったということが今回よくわかりました!!

この映画の明青役の玉山くんはとてもいい味をだしていて、影虎の魅力のなさは彼の演技力のなさからくるのでは?と疑っていたのが、わたしの大いなる勘違いだったと気づいたのです…(沈)。

ヨレヨレの服を着て無精ひげを生やし、髪はぼさぼさでユルユルと暮らしている明青はまったく女性にモテないのですが、影虎と180度異なるその姿が妙に彼とマッチしていました(笑)。

こころ優しくておばあっ子で小さな島が大好きで、繊細で傷つきやすくて…だから真正面から人と向き合うことが苦手で。

明青の優柔不断なところや大切な局面で逃げてしまうずるさが、ちょっと自分と重なり身につまされるところもありました(笑)。

ストーリーは明青のピュアな恋愛と島のリゾート開発問題、そこに幼い頃に出て行った明青のお母さんの話が絡まりあって進んでいくのですが、多少のいざこざやトラブルがあっても根底にはまったりとした時間が流れていて、どの人も温かみがあって人間臭くて…本当にやさしい気持ちになれるよい映画でした~♪

特に印象に残ったのが明青の『島のみんながしあわせなら自分もしあわせ』という言葉。

そしてヒロインの幸さんが言う『明青さんがしあわせならわたしもしあわせ』という言葉です。

“しあわせ”ってきっと自分ひとりだけでは成り立たないもの。

誰かとの関係性の中で、もっと拡大すればこの地球上のさまざまな要素との関係性の中にこそ、成り立つものなのだということを改めて感じられる言葉だと思いました。

以前はこういったベタな言葉を聴くと『あなたがしあわせならわたしもしあわせ』と思えるような“あなた”に出会えること自体ありえないし、それこそが奇蹟だと考えていました。

だからこういうお話に対して“こんなの夢物語だよ”と冷めた目で見てしまっていたんですよねぇ…(泣)。

でも今は少し考えが変わってきて、わたしが努力しなかったり素通りしているだけで、その“あなた”にはすでに出会っているんじゃないかなぁ…と思えるようになりました。

今までわたしは自分のことに精一杯で、自分の牙城を守ることに固執し過ぎていて、ひたむきに誰かと深く付き合う努力をサボってきたように思うのです。

手をかけたものだから、時間をかけたものだから愛しいのだと『星の王子さま』の一節にも確かあったはず。

『あなたがしあわせならわたしもしあわせ』と思えるくらいの関係性を丁寧に結んでこなかったから、そんな“あなた”に出会えることなんかないと悲観していたんですよねぇ…(沈)。

でもこれからは今、手の中にあるご縁や人間関係を大切に育てて、『あなたがしあわせならわたしもしあわせ』と思える“大切なあなた”ができたらいいなぁ…と思うようになりました。

表面的には仕事柄どんどん人馴れして、人間関係もうまくやっているように見えるのに、内心では『人づき合い』に対していつまでも臆病で一歩引いてしまっているわたしからそろそろ卒業したいです(笑)。

“大切な人”って目の前に突然現れるのではなくて、きっと重なりあった時間の中でお互いに育んでいくもの。

ようやくそんなスタートラインに立てるくらいまで、まわりを見まわせることができるようになってきました。

『あなたがしあわせならわたしもしあわせ』

そんなふうに思える“あなた”が多いほど、きっと毎日がキラキラとしあわせの光に包まれるように思います。

すぐには変われなくても少しずつ少しずつ、手をかけて時間をかけて大切に…出会った人たちとの関わりを育んでいけたらというのが目下わたしの目標です☆